開放感たっぷりのLDKが魅力。34坪の平屋住宅 帯広市Iさま邸

2025年8月、帯広市内で平屋・約34坪のかわいいおうちが完成しました。ホームページやインスタグラムを見てのお問い合わせでしたが、I様のお勤め先にいらしたcubeチセのOBさまから聞いたお話もきっかけのひとつだったようです。

外壁はテラコッタ(焼いた土)のような色の塗り壁、屋根は切妻の三角屋根で天窓も設置しています。

正面部分のエントランスは、壁も屋根も正八角形を切り取った形に施工しています。cubeチセの家づくりでたびたび採用される形で、基礎、外壁、屋根の微妙な角度を正確に施工することができる大工さんの技量が求められます。

玄関ホールはドーム型に。ライトの陰影が壁に映し出されて独特の雰囲気を醸し出しています。

屋根断熱にしたので、屋根なりの高い天井が実現できました。

天窓からの明かりが燦燦と差し込むリビング。

キッチンはビスタチオグリーンに。キッチン本体は既製品ですが面材を取り替えて、背面のキッチン収納と色、素材感を揃えました。

またL型のキッチンは、作業スペースが広く取れるので料理好きのオーナー様にお勧めです。複数人での作業もしやすいのでホームパーティを開いてみんなでワイワイ料理するのも楽しそうです。

L型キッチンは、食品庫(パントリー)との相性が良いという面もあります。

L型キッチンはキッチン背面の食器棚・カップボードの横幅を短くしなければならないデメリットがありますが、キッチンの奥に食品庫(パントリー)を設置する場合は、食品庫に料理道具や食材などを収納できるので、背面の食器棚が短くても支障がないためです。

とても重宝するリビング続きの洋室。普段は開け放して広々と、来客時は扉を閉めてプライベートな空間として利用できます。収納もたっぷりとりました。

生活時間帯が違う日もあるというご夫婦の要望でベッドルームは、ふたつ。6.1帖ですが、それぞれウォークインクローゼットも設けています。玄関とリビング、それに続くホールや洋室は塗壁ですが、水回りや寝室はクロスを採用。色や柄で遊べるのはクロスならでは、選ぶのも楽しみのひとつですね。

脱衣のドアにあわせてブルーグレーに塗装した洗面化粧台は、オリジナル。収納だけでなくドライヤーをかけたり、お化粧したりできるスペースも作りました。タイルの組み合わせもバッチリです。色やデザイン、どんな要望も叶えられるのが造作の魅力。

予備のトイレットペーパーや、掃除用具もちょっとしたニッチを作るだけですっきり収まります。

猫用トイレスペースもあらかじめ用意しました。上の棚にはネコちゃん、ワンちゃんグッズの収納になる予定です。

照明や建具に組み込むステンドグラスやドアノブなども好みのアイテムを採用できます。

十勝は住宅地の面積が、札幌や旭川などに比べると広いこともあって、比較的平屋住宅が多いエリアです。

また平屋住宅は

・老後に階段の上り下りの負担がない

・子どもが独立したあと2階の子ども部屋が余るという問題が発生しない

・少人数の家族で家財道具を減らすミニマムな暮らしなら、平屋でも十分な空間を確保できる

・2階の荷重を支えなくていいので1階のLDKを広くしたり、天井を高くできる

・家族同士の距離感が近くコミュニケーションがとりやすい

といったメリットがあります。

十勝の工務店cobeチセの特設サイト「ちいさなおうち十勝」では、25坪など比較的小さなおうち、そして平屋住宅の魅力を積極的に発信しています。

住まいを少し小さめに作ることで、むしろ住まいから無駄を省き、同時に素材やデザイン、性能など、こだわりたい部分には予算をかけて豊かな暮らし、住まいを実現しやすくなります。ぜひお気軽にご相談ください。

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